中国における茶道!

2023年度

こんにちは!三年の小西和佳です。
 今回は私が先日見学に行ってきた茶道教室について紹介します。(見学に夢中でお茶席やお稽古の様子が全く撮れていなかった為文章中心になります。すみません・・・また今度見学させていただける機会があれば写真を撮らせていただこうと思っています。)
 アイキャッチの写真は、見学の際に頂いたお汁粉と付け合わせの塩昆布と柴漬け、みかんです。「炉開き」と呼ばれる、冬に行われるお点前に移行する為の行事で食べるものです。

 今回伺ったのは上海市松江区九亭という場所にある茶道の上海教室、坐望庵(ざぼうあん)です。こちらで指導を行なっていらっしゃるのは法政大学にある茶道研究会のOBの方で、「裏千家」と言う茶道の流派の一つを教えていらっしゃいます。(教室の宣伝とかでは無いため指導している方のお名前などは伏せさせてもらっています。)
 私は法政大学茶道研究会というサークルに所属しています。留学することをOB方に報告したところ、上海で教室を開いている方から連絡を頂いて見学の許可をいただきました!

 教室はマンションの一室を大改造して作られていました!茶道の練習をするには畳や襖、釜を置くための囲炉裏など、普通のマンションの部屋には絶対に無いような設備が必要になってきます。教室のあるマンションは部屋の工事がある程度自由に行えるそうで、床を底上げする形で畳を敷いたり、梁に合わせて襖を設置したり、IHですが囲炉裏の場所には熱源がきちんと用意されていました。
(以下の写真は私が法政大学でお世話になっている先生のご自宅の様子です。茶席はこういう感じになっているという紹介です。)

1枚目は囲炉裏の中の様子です。本来はこのように炭が入ってます。上海のマンションでは流石に炭の使用はできないので、この空間にIHのコンロが入っています。法政大学の茶道研究会でも、普段は電熱器を使用してます。
2枚目はお点前の様子です。釜の横に座って、前には床の間があるなど茶席には必要なものがたくさんあります。上海のマンションでは畳を重ねて少し高さを上げたところに床の間を作っていました。工夫がすごいです。

 上海ではこういった設備の用意だけでなく、お茶やお菓子、花の用意なども非常に難しいです。日本の茶道は中国から来た文化が発展して出来たものですが、現代の日本の茶道と現代の中国のお茶文化は全くの別物です。日本の茶道で使う道具も中国には無いことが多いです。指導を行なっているOBの方はお仕事の都合で日本に月に一度帰国されるので、その時に買って帰っているそうです。
 見学に伺った時に、5人の生徒の方に会いました。20代から30代の女性の方々で、日本人の方1名を除いて他の方は皆中国の方でした。日本語を勉強中の方もいて、お稽古や他の生徒との交流を通してお互いに言語を教え合っているそうです。
 指導をされるOBの方は中国語は得意では無いそうで、お稽古は基本的に日本語で行われます。茶道の用語は日本人でも少し意味が分からなかったり、1から説明が必要なものもあります。その為中国の方が学ぶのは少し難しいのでは無いかと感じました。しかし生徒の皆さんに説明してみたところ、日本語で学部のは確かに難しいが、その方がより茶道について深く知ることが出来るし、日本語も覚えることが出来て一石二鳥だと言っていました。

 生徒の皆さんは自主的に道具店などで道具を買ってきて自宅で練習を行なってもいるそうです。また教室に通う皆さんで度々上海で茶道のイベントも行なっているそうです。茶道は中国から日本に渡ってきたものですが、元の中国の文化とは大きく異なっています。それを中国人にこそ知ってもらいたいと指導を行なっている方はおっしゃっていました。また生徒の皆さんもそれに応えるようにお稽古に励んでいました。

 中国の方が日本の文化に対してとても真摯に取り組んでくれている様子を見て、私も日本に帰ったら更に茶道の知識を深めたいと考えました。交流の中では、中国と日本の茶碗の違いなどについても教えてもらったり、お茶の銘柄に関する話も聞きました。これらに関係する場所に残りの期間に行けたら良いなと考えています。

 さて、長々と文章ばかりですみませんでした。これを読んでくれた生徒の方で、もし茶道に興味がある人がいたら是非茶道研究会を見学してみてください。留学に来た際に、日本の文化を紹介する機会は必ずあります。その際に茶道を紹介してみればきっと盛り上がります!上海外国語大学は松江キャンパスの方に和室があり、茶道を行うイベントも時折開催されているそうです。日本で茶道に関する知識を蓄えてから中国に留学しに来てみてください!

小西和佳

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