2023年度秋のフィールドワーク

活動記録
2023-09-29(金)小石川後楽園見学

2023年度秋のフィールドワーク

目的

 小石川後楽園へ行き、明の遺臣であり、江戸時代初めに日本に儒学を伝えた朱舜水の足跡を訪ねるとともに、HP作成のための写真を撮影します。
 ここはもと水戸徳川家の江戸上屋敷の庭園だったところで、寛永6年(1629)、初代藩主徳川頼房によって造営されました。その後、二代藩主光圀の時代に唐門や円月橋などをもつ中国風の庭園に改修され、「後楽園」と名付けられました。この庭園の意匠や命名に関わったのが朱舜水です。前回のゼミでも発表してもらったように、この「後楽園」という名前は、朱舜水が(宋)范文正『岳陽楼記』の「先天下之憂而憂、後天下之楽而楽」という一節から取ったもので、為政者はあるべき姿を示しています。
 唐門は戦災で焼失していましたが、2021年6月に復元されました。門には、焼失前に撮影された写真をもとに、朱舜水が揮毫した扁額も復元されています。

集合時間・場所

 午後3時に外濠校舎のセブンイレブン前に集合

参考資料

  1. 『小石川後楽園ガイドマップ』(文化財庭園課)
  2. 「日本の中に見る中国 第4回 水戸光圀に招かれた朱舜水」(『人民中国』2023年4月20日)

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