国歌展示館🇨🇳🎶

2023年度

こんにちは、本日担当の峯岸です(^^)

先日、上海にある記念館『国歌展示館』に行ってきました。

みなさんは中国の国歌、ご存知ですか?そうです、『義勇軍進行曲』です。

実は、中国の国歌は元々、日中戦争で抗日のために奮闘する国民を鼓舞するために作られた歌であり、様々な過程を経て現在の国歌となったそうです。
この国歌展示館では、中国の国歌『義勇軍進行曲』誕生から現在に至るまでの歴史が詳しく展示されています。

月曜日から土曜日の9:0016:00まで入館でき、入館料は無料です。
4/12号線の大连路站を出てすぐのところにあり、駅の中にもこのような展示がありました。

国歌展示館の中に入ると、どーんと大きな義勇軍進行曲の中国版楽譜がありました。ちなみに入口のQRコードを読み取ると微信の小程序で館内の動画音声ガイドを見ることができます。

進んでいくと、まずは日中戦争のコーナーがあります。

日本では一般に日中戦争と呼んでいますが、中国では侵略してきた日本に対抗するための戦争という認識なので、抗日戦争と言います。

日中戦争ゾーンの説明の一文目には、「勢力拡大への野心が極度に膨らんだ日本が、強硬に九一八事变(満州事変)を起こし、大規模な中国侵略戦争を開始した」といった意味の内容が書かれていました。一方日本の教科書に書かれているのは、日本軍は鉄道路線を爆破して侵攻を開始し、これを満州事変と呼ぶ、ぐらいで、これ以外のことはあまり書かれていませんよね。

私たちは普段歴史を学ぶとき、自分たちの国の視点から記された歴史を学んでいますが、中国に来れば当然、博物館でも教科書でも述べられているのは全て中国視点の歴史です。

私のクラスは中国国情という、中国の地理、歴史、宗教、文化をまとめた社会科のような授業があります。その教科書には、日本の教科書からは知ることのできない、より詳細な戦時中の中国国内の状況が書かれていました。先生は戦争で亡くなった人たちのことを想い涙しながら授業をしていて、思わず私も泣きそうになってしまうくらい、胸が締め付けられました。

留学に来てから、中国視点から見た戦争の歴史や、中国人の日中戦争に対する思いに生で触れる機会があり、いつもとは違う視点から戦争について考えることができました。敵国であった日本人として、日中戦争に向き合うことが大切で、戦争は絶対にあってはいけないものだと、改めて感じました。

国歌展示館の話に戻ります、、この日中戦争コーナーには、日本軍の刀や戦時中の雑誌なども展示されていました。戦争当時の映像も流れていますよ〜。

次のコーナーに進むと、義勇軍進行曲誕生のきっかけとなった背景や、主題歌として使用された映画についての紹介などが展示されています。

それから、義勇軍進行曲の作詞者・田
汉さんと、作曲者・聂耳さんについてのコーナーがあります。たくさんの写真や遺品が展示されていて、国歌の作詞作曲をしただけあって尊敬されているんだな〜〜と感じました。

最後のほうのコーナーでは、義勇軍進行曲が国歌に選定されるまでの流れや、国歌の法律について知ることができます。中国では国歌の尊厳を守るために法律が定められているそうです、しかも第16条まであります、すごいですね👍

国歌展示館は内装も凝っていて綺麗ですし、中国の国歌についての知識を身につけることができます。愛国心の強さも感じました🇨🇳🫶
興味のある方はぜひ行ってみてくださいね!

それでは、ありがとうございました(^^)/♡

コメント