残り2日・・・!?

2023年度

こんにちは。1月12日担当の小西和佳です。留学もあと2日で終了となりました。最近は迎賓館のほとんどの部屋が空き部屋になっています。私も荷物を片付けている最中ですが、正直全く実感が湧きません。留学終わり頃になって仲良くなった友達や、行ってみたい場所が出来てしまって後悔しかありません。もっと有意義に過ごせた筈なのになー、と思いっぱなしです。

 最後に私が紹介するのは、中国のお茶屋さんです。お土産をそろそろ買おうと思っていたのですが、母からのリクエストが中国茶だったことと、私自身中国茶に関心があるためお茶屋さんを探すことにしました。


 今回私が行ったのは天山茶城という場所です。中国茶や茶器を買うことができる問屋街です。3階建ての建物が3棟あり、一階は基本的に茶葉、2階は茶器や一部茶葉のお店、3階は骨董屋や書画のお店が入っています。全ての棟は渡り廊下で繋がっているのでどこから入っても大丈夫です。トイレもあるので、お茶を試飲した後でも安心です。気づかなかったのですが、石鹸やうちわなどの工芸品を売っているお店もあったようなので、お茶以外のお土産を軽く見るのもいいかもしれません。
 どのお店も店員さん達はお客さんを見ても特に呼び込みとかはせず自分たちでお茶飲んでたりするので、ちょっと入るのに勇気がいるかもしれません・・・。比較的安価なところもあれば、ちょっと奥まった場所には高級な茶葉しか置いていないお店もあったりして、少し歩き回るだけでも面白かったです。建物の外観も凄く雰囲気があるので、是非写真を撮ることをお勧めします。

 
 私が入ったのは「茶叶季节」というお店です。日本語を話せる中国人の店員さんがいるとネットに書いてあったためここにしました。1枚目の写真に写っている一号館の比較的手前にあります。(建物内は結構入り組んでいて道案内がちょっと難しいです。)店員さんは女性でとても優しい方でした。
 入ったら基本的に試飲を勧められます。渡されたメニュー表から選んだ茶葉を2杯ずつ飲ませてくれて、チョコや椎茸のお菓子も出してくれます。試飲にはお金がかかりません。試飲をしてお茶の味を知ってもらった上で買って欲しいとのことです。私は7種類試飲させて貰いました。

 


 座って目の前でお茶を入れつつ、それぞれのお茶について軽い説明もしてくれます。お茶の淹れ方も中国茶ならではの方式を用いているので、見ているだけでも楽しいと思います。何種類か試飲して、買いたいものが決まったら店員さんに伝えます。基本的な値段は50g単位で書かれていますが、量というよりは茶葉のグレードの高さが重要になってきます。(龙井茶という茶葉でも、グレードによって50g単位での値段が違います。)


 今回は家族用に、白牡丹、龙井茶、大红袍の3種類を買いました。左から白茶、緑茶、烏龍茶の茶葉です。全部50gで、50g/65元のものを購入しました。中国茶を入れる場合、一回で使うのは大体3〜5gなので、50gあれば結構満足すると思います。他にも知人へのお土産として数種類買いましたが、基本的に適正な価格でした。少し多めに買ったからかサービスで紅茶の茶葉やお菓子もおまけでつけてくれました!


 天山茶城は沢山の中国茶に関するお店が入っているため、ある程度欲しい茶葉かお店を決めてから行くことをお勧めします。基本的にどのお店も売っている茶葉は似通っていますが、置いていない茶葉もあるでしょうし値段設定も違います。今回行った「茶叶季节」の店員さん曰く、誰かのお勧めのお店に行くのが良いそうです。大抵のお店が買い物の後名刺をくれるので、もう一度名刺を持って訪れたり、誰かの紹介で来たと伝える方が喜ばれるそうです。本当に高級なお店だと、門前払いはしませんが誰かからの紹介があるか先に聞くところがあるそうです。

 中国に来たらやっぱりお土産には中国茶を選びたいと思っていたので、天山茶城は凄くワクワクするところでした。お茶だと日持ちはもちろんしますし、スーツケースに入れても場所は取らない、破損する心配も当然ないのでお土産にお勧めです。
 今回の留学は、個人的に日本と中国のお茶文化に触れる機会がとても多かったです。そんな中で日本人であるにも関わらず日本のお茶文化に関する知識がまだまだ少ないことが分かりました。相手の文化を知ることはもちろん重要ですが、自国の文化に関する知識を深めることも重要なのだと改めて思い知りました。
 中国に限らず、留学や渡航を考えている人は是非日本の文化について勉強してみてください。きっと面白いし、外国人と交流する上で必ず話題になります。異文化理解にはまず、自国の文化の理解から始めてみましょう・・・!

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