2024-10-18(金)第19回

1.アイス・ブレーキング
13:10-13:30 アイス・ブレーキング

2.輪読発表とグループワーク
13:30-14:00 輪読発表
〔課題図書〕
 若林正丈『台湾の歴史』(講談社学術文庫 2023年)pp.58-79

14:00-14:30 グループワーク

〔映像資料〕
 台湾映画「返校」(2019年公開)
 ‥‥1962年、戒厳令下の台湾を舞台に、ある高校での教員、生徒に対する白色テロを描いた作品。当時、台湾で禁書とされていた鄭振鐸や魯迅の翻訳書の読書会を開いていた教員と生徒たちは、一人の女生徒の密告によって逮捕され、拷問を受け、処刑される。

14:30-14:40 休憩

3.学会発表準備
14:40-16:00 各班に分かれて学会発表準備
⑶研究計画書の作成
 A41枚、1200字程度で研究の①目的と意義、②方法、③予想される結論をまとめる。

⑷取材
 取材には学部研究倫理委員会への申請と許可を得ることが必要です。以下の資料は右クリックをし、「名前をつけてリンク先を保存」でダウンロード

  □ 国際文化学部研究倫理委員会 審査の流れ(審査手続き)
  □ 研究計画等申請書(ひな型)改訂版(2023)
  □ 研究実施同意書(ひな型)改訂版(2023)

・撮影機材の準備
  □カメラ×2台
  □三脚×1脚
  □ガンマイク(+ウィンドジャマー)×1セット

・取材の実施方法
 ⓪取材対象者への事前連絡
  □ 研究実施同意書を送付し、撮影の許可と同意書への署名を依頼
  □ 質問項目の通知
 ①取材対象者との事前連絡と当日打合せ
  □ 取材への協力のお礼とお礼の品をわたし、機材準備の間に5分ほど歓談(アイス・ブレーキング)
  □ 研究実施同意書を読み上げて取材の趣旨を説明し、撮影の許可と同意書への署名を再確認
  □ 取材の手順(出会いの場面、インタビュー、別れの場面)について説明
  □ 質問項目の説明
 ②固定カメラと移動カメラの使い分け
  静的な映像は固定カメラ、動的な映像は移動カメラで撮影する
  □ 撮影の場の遠景(固定)
  □ 取材対象者との出会いと全身像(移動)
  □ 取材対象者へのインタビュー(室内の場合は固定、屋外の場合は移動)
  □ 関係資料(石碑、事件現場など)の撮影(固定)
 ③取材対象者とカメラ(以下の点をチェック)
  □ 逆光を避ける
  □ ウェストショット(半身)→バストショット(アップ)
  □ カメラ目線を避け、顔の前方に大きく空間をとる
  □ 屋外の場合はガンマイク(+ウィンドジャマー)を使用する

  台湾現代史年表
1945 10 台北で「台湾省受降式典」が行われ、台湾が日本統治を脱して祖国に復帰(台湾光復
47   2・28事件、以降、国民政府による白色テロが続く
49 5 蒋介石の国民政府が台湾で戒厳令発令(→1987年解除)
50 6 朝鮮戦争が勃発し、アメリカが第七艦隊を台湾海峡に派遣
52   日本と台湾が日華平和条約締結(→1972年、日中国交正常化により失効)
54   中国が大陳島、江山島に侵攻(第一次台湾海峡危機)
12 アメリカと台湾が米華相互防衛条約を締結(→1979年、米中国交樹立により失効)
58   中国が金門島を砲撃(第二次台湾海峡危機
60 9 野党結成をめざす雷震ら雑誌『自由中国』の関係者が軍事法廷で懲役刑に(雷震事件
71   「中華人民共和国政府の代表が国連における中国の唯一の合法的な代表」であることを承認し、「蒋介石の代表を国連から追放する」ことを求めたアルバニア決議が国連総会で採択される(国連追放
72   日中国交正常化に伴い、日本が日華平和条約の失効を表明、台湾が対日断交を宣言(日台断交
75   蒋介石総統の死去により副総統の厳家淦が総統に就任
78   厳家淦に代わり、蒋経国が総統に就任
79 1 米中国交樹立に伴い、米華相互防衛条約が失効し、代わって台湾関係法を施行(米台断交
12 雑誌『美麗島』主催のデモが警察隊と衝突し、党外活動家らが逮捕される(「美麗島事件」)
80 2 美麗島事件で投獄された林義雄の母親と双子の幼女が殺害される(「林家事件」)
81   鄧小平が「一国二制度」による中国と台湾の統一を提案
86 9 党外勢力が結集し、民進党の結党を宣言(蒋経国総統は「民進党の結成は不法だが処罰はしない」と黙認)(民進党結成
87 7 台湾で38年間続いた戒厳令解除
88   蒋経国総統の死去により副総統の李登輝が本省人として初めて総統に就任
92 10 香港で行われた海峡交流基金会(台湾側窓口機関)と海峡関係協会(中国側窓口機関)の会合で「一つの中国」原則が合意されたとされる(「1992年コンセンサス」)
95   中国が台湾周辺海域にミサイルを発射(第三次台湾海峡危機
96 3 初の総統直接選挙が実施され、李登輝が当選。国民党の一党独裁体制が終焉
97 7 香港の主権がイギリスから中国へ返還される
2000 3 総統選挙で陳水扁が当選。民進党が政権を獲得し、国民党が初めて野党となる
04 3 総統選挙で陳水扁が再選
08 1 総統選挙で馬英九が当選、国民党が政権を奪還
12 1 総統選挙で馬英九が再選
14 3

中国との貿易協定(海峡両岸サービス貿易協定)に反対する台湾の学生らが立法院を占拠(「ひまわり学生運動」)

9 香港行政長官選挙への中国の介入に反対する香港の学生らが大規模なデモを実施(「雨傘運動」)
16 1 総統選挙で蔡英文が当選、民進党が政権を奪還

18

12

アメリカで中国の脅威に対抗し、台湾との軍事協力を強化するアジア再保証推進法が成立

19   香港で逃亡犯条例改正に反対する市民が大規模なデモを実施

 

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