日中交流の史跡と文化

日中交流の史跡と文化

〔コラム〕謎の地方病との戦い

1972年、湖南省の長沙馬王堆1号墓で見つかった女性の体内から日本住血吸虫の卵が発見されました。75年、湖北省の江陵鳳凰山168号墓で見つかった男性の体内からもこの寄生虫の卵が見つかっています。いずれも前漢時代の墓ですから、この寄生虫は二千...
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第27回 中国の四大発明(1)紙

ヨーロッパの中世から近代への移行期に生きたフランシス・ベーコン(1561-1626)は、全世界を変えた三つの発明として印刷術・火薬・羅針盤を挙げました1。『中国の科学と文明』の大著で知られるジョセフ・ニーダム(1900-1995)は、これに...
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〔コラム〕紙のリサイクル

1940年、フランスで伊達政宗の遣欧使節に関する新発見がありました。1615年、遣欧使節がフランスのサン・トロペ(Saint Tropez)に滞在したときの様子を伝える三つの文書が見つかったのです。その一つ、サン・トロペ侯夫人の手記にこんな...
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第28回 中国の四大発明(2)印刷術

中国の四大発明②印刷術  中国の四大発明の一つである印刷術は、どのように誕生し、日本へと伝えられたのでしょうか。  印刷術の誕生には、仏教が大きく関わっていたようです。『西遊記』の三蔵法師のモデルとなった玄奘は、晩年、高宗の庇護の下、百万の...
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〔コラム〕日本の出版

中国と日本の印刷はいずれも仏教の必要性から発展したものでした。  しかし中国では、五代十国時代になると、儒教経典が国家事業として出版され、宋代には民間の出版業が発展し、書籍の量産化や商品化が一挙に進んでいました。  では、日本はどうだったの...
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第29回 中国の四大発明(3)羅針盤

太陽の動きや星を頼りに航行していた中世ヨーロッパの人々にとって、大西洋や太平洋などの大洋を渡るのは容易なことではありませんでした。ひとたび悪天候になれば、太陽や星が見えず、方位がわからなくなってしまうからです。それを解決し、大航海時代を可能...
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第30回 中国の四大発明(4)火薬

16世紀、ヨーロッパで軍事革命(Military Revolution)が起こりました。戦いの主役が中世の騎士から火器を持つ兵へと変わったのです。これを可能にしたのが、中国で発明された火薬でした。では、火薬はいつ発明され、どのように世界に広...
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〔コラム〕五箇山の合掌造りと国産火薬原料

なぜ中国で火薬が発明されたのでしょうか。その理由の一つに豊富な硝石があります。火薬の作成に必要な塩硝、硫黄、木炭の中、もっとも手に入りにくいのが塩硝ですが、中国にはこの塩硝の原料になる天然の硝石産地があったのです。  1543年、種子島に鉄...
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日中文化交流史年表(作成中)

日中文化交流史年表 西暦 国・地域 出来事 中国 朝鮮 日本 BC108 前漢 衛氏 朝鮮   辰韓 弁韓 弥生時代 漢の武帝が衛氏の古朝鮮を滅ぼし、楽浪・真蕃・玄菟・臨屯の四郡を置く   高 句 麗 楽浪郡など漢の直轄郡 馬韓   57 ...