1.輪読発表とグループワーク
13:10~13:40 輪読発表
〔課題図書〕
若林正丈『台湾の歴史』(講談社学術文庫 2023年)pp.38-57
13:40~14:10 グループワーク
14:10~14:20 休憩
2.学会発表準備
14:20~16:00 学会発表準備
研究は文献目録と文献ファイルの作成から始まります。今回は発表に関連する書籍や論文を探し、文献目録と文献ファイルを作成しましょう。
〔参考資料〕
・Cinii ‥定期刊行物に掲載された論文や書籍の検索
・国立国会図書館デジタルコレクション‥同図書館が所蔵する著作権の切れた書籍や雑誌を検索(E13369809)
台湾近代史年表
西暦 | 出来事 | ||
清代 | 江戸時代 | 1856 | 10月、清の官憲が英船籍を名乗るアロー号に臨検を行う 12月、アロー号への臨検に抗議し、英仏連合軍が広州を占領 |
1858 | 6月、清が露米英仏と天津条約を結び、台湾の安平港と基隆港を開港 | ||
明治時代 | 1871 | 9月、日清修好条規締結 11月、宮古島島民らが乗った船が首里王府に年貢を納めた帰りに台風で遭難、漂着した台湾でパイワン族により54人が殺害される(宮古島島民遭難事件) |
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1872 | 9月、琉球に琉球藩を設置 | ||
1873 | 台湾に漂着した備中国(岡山県)柏島村の船の乗組員4名が略奪を受ける 日本は特命全権大使として外務卿副島種臣を清に派遣し、責任を問うが、清側の窓口となった吏部尚書毛昶熙は「原住民は『化外の民』(王化の及ばない者)である」と回答(→国際慣習法上の国家責任に違反) |
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1874 | 5月、台湾蕃地事務都督西郷従道が率いる征討軍が台湾に上陸、牡丹社など宮古島島民遭難事件の発生地域を制圧(台湾出兵) 9月、戦後処理のため大久保利通を清に派遣、清駐在英国大使トーマス・ウェードとの仲介により、清が「日本国属民」に弔慰金として50万両を支払い、日本の台湾出兵は義挙(正義)とすることで決着(→琉球の日本への帰属を承認) |
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1879 | 4月、日本が琉球王国を清国の冊封体制から切り離し、沖縄県として自国領に編入(琉球処分) | ||
1880 | 8月、琉球処分に反発する清との交渉で、日本が琉球諸島の分島と日清修好条規の改訂を提案(分島増約案) | ||
1887 | 清が台湾を福建省から分離して台湾省を設置 | ||
1894 | 日清戦争 | ||
日本時代 | 1895 | 1月、日本が尖閣諸島を領土に編入 4月、日本全権伊藤博文・陸奥宗光と清国全権李鴻章の間で日清戦争の講和条約を締結。 清は朝鮮の独立を承認し(宗主権の放棄)、遼東半島、台湾、澎湖諸島を日本に割譲 |
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大正時代 | 1921 | 10月、第一次世界大戦後の民族自決主義の思潮と、日本の大正デモクラシー、中国の五・四運動、朝鮮の三・一運動などの影響を受け、台湾文化協会設立。自治を求めて、台湾議会設置請願運動を展開 | |
昭和時代 | 1930 | 10月、台中州能高郡霧社(現南投県仁愛郷)のセデック族が蜂起(霧社事件) | |
1937 | 7月、北平(現北京)郊外の盧溝橋付近で日中両軍が衝突(盧溝橋事件) | ||
1939 | 5月、台湾総督小林躋造が「皇民化、工業化、南進基地化」の三大政策を布告 | ||
1945 | 8月、終戦 |
琉球分島増約案と尖閣諸島問題
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