1.輪読発表
- 民主化後の台湾 (テキスト pp.206-231)
- 今日の台湾 (テキスト pp.232-271)
2.冬のフィールドワークについて
参考資料
▼台湾人のアイデンティティー調査(1992年06月~2024年06月)(国立政治大学選挙研究センター)
台湾の世代 | 西暦 | 出来事 | |
日本統治時代 |
「アジアの孤児」世代1895-1920 |
1895 | 4月、日清戦争の講和条約(下関条約)により、台湾が日本に割譲される(台湾の植民地化) |
96 | 3月、六三法が公布され、台湾総督に行政と立法の権限が与えらえる | ||
98 | 台湾総督府が内地人(在台日本人)のための小学校と、台湾人のための公学校、先住民ための蕃人公学校を設置 | ||
1910 | 4月、蒋経国、蔣介石・毛福梅夫婦の長男として生まれる | ||
18 | 1月、米国のウィルソン大統領が民族自決主義を提唱 | ||
19 | 3月、朝鮮で三一独立運動が起こる 8月、朝鮮・台湾両総督府の官制改革を行い、総督を武官とする制限を廃止 10月、文官出身の台湾総督田健治郎が着任、内地延長主義を実施 |
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「多桑」世代 |
22 | 台湾教育令が発布され、日本語能力を備えた台湾人生徒の入学資格制限を廃止(日台教学制度) | |
23 | 10月、葉盛吉が台南州新営郡(現台南市新営区)に生まれる | ||
25 | 10月、蒋経国、ソ連のモスクワ中山大学に留学 | ||
27 | 4月、蒋介石が中国共産党員を弾圧(上海クーデター) | ||
35 | 3月、蒋経国、ロシアでファイナ・イパーチエヴナ・ヴァフレヴァと結婚 | ||
36 | 台湾で正庁改善運動を契機として皇民化運動が始まる 12月、蒋介石が張学良らに監禁され、第二次国共合作による抗日民族統一戦線が結成(西安事件) |
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37 | 蒋経国、ロシア人夫人とともに帰国 | ||
39 | 12月、蒋経国の生母毛福梅、日本軍の爆撃に遭い死亡(蒋経国、「以血洗血」と刻んだ石碑を建立) | ||
43 | 8月、黄氏鳳姿(1928~)『台湾の少女』を出版 | ||
45 | 8月、終戦 | ||
中華民国時代
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「毋忘在莒」世代 |
10月、陳儀ら国民党政権台湾接収委員が日本植民地当局から施政権を引き継ぐ(台湾光復) | |
47 | 2月、国民党政府の不正・腐敗に対し、台湾人が暴動を起こす(2・28事件) | ||
48 | 5月、中華民国憲法の付属条項として動員戡乱時期臨時条款が公布され、憲法の諸制度が停止 | ||
49 |
5月、台湾全土に戒厳令発令、 |
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52 | 4月、日本と台湾との間で講和条約が締結される(日華平和条約) | ||
54 | 9月、中国人民解放軍が金門島を砲撃(第一次台湾海峡危機) | ||
58 | 9月、中国人民解放軍が金門島を砲撃(第二次台湾海峡危機) | ||
「本土化」世代 |
71 | 10月、国連総会で中華人民共和国の国連代表権を認める案(アルバニア決議案)が可決される(台湾国連脱退) | |
72 | 9月、日中共同声明により日本と中華人民共和国が国交樹立(日中国交正常化)、日華平和条約は失効(日台断交) | ||
77 | 11月、許信良が出馬した桃園県長選挙での不正に対し、暴動が起こる(中壢事件) | ||
79 | 1月、アメリカが中華人民共和国と国交樹立(米中国交正常化) 4月、米議会が台湾関係法を制定 12月、美麗島事件 |
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80 | 2月、林義雄一家殺害事件 | ||
82 | 9月、台湾各地の党外人士が中山堂に集まり、「住民自決」を含む六項目の共同政見を決議 | ||
83 | 5月、台湾大学の先住民学生が雑誌『高山青』を創刊し、先住民の苦境を訴える | ||
84 | 12月、台湾原住民権利促進会結成 | ||
86 | 9月、民進党結成 | ||
87 | 7月、蒋経国総統が38年続いた戒厳令解除 10月、客家の文化的社会的状況を論じる雑誌『客家風雲』創刊 | ||
88 | 1月、蒋経国死去、中華民国憲法の規定に従い副総統の李登輝が総統となる 客家権益促進会結成 12月、客家権益促進会の主催で「我に母語を返せ」のデモ行進 同月、嘉義駅前の呉鳳の銅像が破壊される |
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89 | 9月、教育部が呉鳳の物語を教科書から削除すると発表 | ||
91 | 5月、李登輝総統が動員戡乱時期臨時条款・懲治叛乱条例廃止 10月、民進党が「主権独立の台湾共和国の建設」を綱領に入れる 12月、国民大会の全面改選実施 |
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92 | 5月、刑法100条の言論内乱罪を削除(「監獄島」の終焉) 12月、立法院の全面改選実施(民進党が躍進)→民主化第一段階 |
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93 | 8月、新党結成 | ||
94 | 5月、国民大会第2期第4次臨時会議で憲法改正が行われ、総統直接選挙を決定、正名運動により従来の山胞に代えて原住民が採用される 台湾省・台北市・高雄市長選挙が実施される→民主化第二段階 |
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「多元性」世代
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95 | 6月、李登輝が訪米 7月、中国が台湾近海で大規模な実弾演習を実施(第三次台湾海峡危機) |
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96 | 3月、台湾初の住民による第一回総統直接選挙が実施され、李登輝が再選→民主化第三段階 | ||
98 | 6月、クリントン米大統領が「三つのノー」政策を表明 9月、中学校に「台湾を知ろう(認識台湾)」という課目を新設 |
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99 | 7月、李登輝総統がドイツのラジオ放送局のインタビューで「二国論」を唱える 10月、李登輝総統が『フォーリン・アフェアーズ』に寄稿し、改めて「二国論」を表明 |
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2000 | 3月、第2回総統直接選挙で陳水扁(民進党)が当選、半世紀以上に及んだ国民党支配が終わる(台湾初の政権交替) 同月、宋楚瑜が親民党を結成 5月、陳水扁総統が就任演説で「五つのノー」を表明 |
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01 | 8月、中国国民党を離党し、李登輝を精神的指導者として仰ぐ台湾本土派の立法委員らが台湾団結聯盟を結成 | ||
04 | 3月、第2回総統直接選挙で陳水扁が再選 | ||
05 | 6月、国民大会廃止 | ||
08 | 1月、立法院選挙で国民党が大勝 3月、第4回総統直接選挙で馬英九(国民党)が当選 |
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11 | 3月、東日本大震災に台湾から多額の義援金が贈られる | ||
12 | 1月、第5回総統直接選挙で馬英九が再選 | ||
13 | 6月、海峡両岸サービス貿易協定調印 | ||
14 | 3月、国民党政府が中国と調印した海峡両岸サービス貿易協定をめぐる審議をきっかけに学生が立法院議場を占拠(ひまわり学生運動(太陽花学運))、同協定は批准中止 | ||
16 | 1月、第6回総統直接選挙で蔡英文(民進党)が当選、立法院選挙で民進党が初めて過半数を占める | ||
19 | 5月、立法院で同性婚を認める法案が可決 8月、台北市長柯文哲が台湾民衆党を結成 |
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20 | 1月、第7回総統直接選挙で蔡英文が再選 | ||
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24 | 1月、第8回総統直接選挙で頼清徳(民進党)が当選 |
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